[学生インタビュー]張 瑞恒さん

張 瑞恒さん

中国出身
ISI傘下の進学塾JUQ

東京大学 経済学研究科
一橋大学 経営管理研究科
慶應義塾大学 商科研究科
合格

こんにちは!自己紹介をお願いします。
皆さん、こんにちは!私は雲南省昆明出身です。普段はバドミントンや、登山、ハイキングなどのアウトドアスポーツを楽しんでいます。大学在学中に日本への留学を検討し、2023年11月に中国国内でJUQの先生と連絡を取り始め、留学計画を立てました。その後、2025年7月入学生として日本へ渡り、同年9月に東京大学、一橋大学、慶應義塾大学に合格しました。
留学の準備をする際、欧米と日本を比較しましたか?志望校を選ぶ際、どのような点を考慮しましたか?
日本留学を選んだ理由は、まず好きな文化を実際に体験し、異なる生活環境を感じてみたかったからです。欧米に比べて、私の性格は日本の生活環境により合っていると感じました。次に、日本留学はコストパフォーマンスも比較的高いので、日本に来ることを選びました。

当時の志望校選びは主に就職を見据えたもので、受験したい大学をランク分けしました。もし安全圏の大学に合格すれば、将来は日本で就職を目指すことにし、それより上の大学に合格した場合は、帰国するか日本で就職するか、どちらでも良いと考えました。

経営学を選んだのは、学部での専攻と関連があること、そして学部での財務学に比べて、インターンシップを経験した後に管理学の方により興味があることに気づいたからです。そのため、ある意味では専攻を跨ぐ選択とも言えます。
日本へ渡航してわずか3ヶ月でこれら3校から合格通知を獲得するなんて、多くの人にとって夢にも思わないことでしょう。他の学生の参考になるよう、具体的な受験準備のスケジュールを教えていただけますか?
中国でTOEFLの語学スクールに通っていた際、そこの講師から日本の進学塾「JUQ」を紹介されました。
2023年11月:JUQの講師と相談し、日本留学の計画を立てました。
2024年7月:日本語能力試験N1とTOEFLのスコアを取得
2024年9月:オンライン講座を通じて経営学の専門科目の学習を本格的に開始。
2025年6月:渡日し、対面授業に切り替え。
2025年8月:大学院入試を受験
2025年9月:合格発表
日本での大学院受験には日本語、英語、研究計画書などが必要ですが、それぞれをどのように攻略していったか詳しく教えていただけますか?
日本語:もともと語学に興味があったため、2022年の夏休みに本格的に学習を開始し、2023年7月のN1で147点を取得しました。その後も独学を続け、2024年7月に再受験して171点を取得しました。

英語:高校2年生の時にTOEFLをしばらく勉強していました。日本の大学院入試に英語スコアが必要だと知り、2024年の夏休みに自宅で2ヶ月間準備し、8月末にTOEFLスコア104点を取得しました。

研究計画書:2023年11月、私塾の講師と日本留学の計画を立てると同時に、研究計画の大まかな方向性も決定し、関連文献の読解を開始しました。2024年2月に約2500語の英語版研究計画書の1稿を作成し、2024年7月には3000語の日本語版研究計画書の草案を完成させました。2024年9月から専門科目の授業が始まり、2025年6月には専門科目の知識と志望校の具体的な要件に基づき、研究計画書の文字数の最終調整や内容の補足を行い、各大学ごとに個別の研究計画書を作成しました。個人的な経験から言えば、研究計画書は早めに準備しておいても問題ないです。日本語の専門科目の知識がなくても構わないです。知識は共通しているため、関連文献を多く読むことも有効です。

教授への連絡:私が志望した大学の中で、慶應義塾大学のみ事前に教授への連絡が必要でした。大学院の公式サイトに教授の連絡先が掲載されています。第一志望の教授からは「今年は研究室に新規受け入れを行わない」との返信があり、第二志望の教授からは「私の研究分野は指導範囲外である」との返信があり、第三の教授に連絡してようやく確定しました。このように順調に進まない場合もあり、前後で約半月を要しました。そのため、募集要項の要件に基づき、事前の連絡が必須である場合は、早めに教授にメールを送るのが無難です。

筆記試験:2024年9月に専門科目の学習を開始し、2025年8月末の筆記試験まで、準備期間はちょうど1年でした。最初の10ヶ月で専門関連の知識をすべて習得し、最後の2ヶ月で過去問を解きました。

面接:1校目の筆記試験終了後に面接の台本作成を開始しました。予備校で集めた先輩たちの経験をもとに、各大学の面接スタイルに合わせて、学校ごとの台本を用意しました。全体でおよそ10日間を費やしました。
各大学の試験で具体的にどのような内容が出題されたか、詳しく教えていただけますか?
1. 横浜国立大学:この大学の筆記試験は出題傾向がやや難解で、細かい知識が問われることが多く、今年は国際経営に関する問題が出題され、知識の幅が広く求められました。面接官は2名で、質問は自己紹介から始まり、学部卒業論文の内容、専攻を変更した理由、そして志望教授を選んだ理由についてでした。筆記試験終了後、自分の解答があまり良くなかったと気づいたので、面接の回答は順調だったものの、結局合格には至りませんでした。

2. 一橋大学:筆記試験は統計誤差に関する約6ページの日本語の文章で、4つの小問があり、文章を基に回答する必要がありました。個人的な印象としては、絶対的な専門知識の有無よりも、文章分析能力が重視されていたように感じます。MBA課程への出願だったため、面接の質問内容は一般的な研究科とは異なり、かなり特殊なものでした。2名の面接官は、私が説明した学部時代の2つの実習経験について、多くの詳細な質問を投げかけ、実践能力を重視していました。

3.慶應義塾大学:筆記試験は、経済学と企業の社会的責任に関する2つの英文記事で、素早い英語読解力が求められました。横浜国立大学の幅広い面接質問に比べ、慶應義塾大学では基本的に研究計画書に記載された細かい知識点について追及されることが多く、特に印象に残っているのは、ある教授から「ある概念を最初に提唱したのはどの学者か」と尋ねられたことです。分からない知識点については、もごもごするよりも、正直に教授に伝える方が良いでしょう。

4. 東京大学:筆記試験は、英語と日本語が混在した文章の分析問題と、国際経営および統計学に関する4つの簡潔でストレートな小問から構成されています。文章分析問題では、小問同士に明確な関連性があるため、文章と各小問の題目を読み終えてから解答することをお勧めします。そうすることで、出題者の意図をより的確に把握できるでしょう。面接は4名の試験官が行い、研究計画書に基づいて基礎的な概念に関する質問や、データ収集の妥当性をどのように確保するかといった、予想外に基礎的な内容でした。
校内試験の準備過程で直面した最大の困難は何ですか?
一つ目の困難は、文系の受験準備において「ポジティブなフィードバック」が不足している点だと考えます。高校や大学での試験とは異なり、試験の頻度は高く、明確な点数が結果として示されますが、文系の試験には比較的曖昧な模範解答しかありません。実際、自分の解答が模範解答と大きく異なる場合でも、自分なりの理屈があると感じることはよくあります。このような状況に対処するには、2つの解決策があります。まず、塾の先生に助けを求めることです。先生は解答の問題点を客観的に指摘してくれます。もし考え方に問題がある場合は、自分の意見に固執せず、謙虚に改善すべきです。2つ目の解決策は、具体的な問題にこだわらず、問題からインスピレーションや考え方を汲み取り、自分でマインドマップを作成することです。つまり、知識の要点と各ポイント間の相互関係を整理することが最も重要だということです。本番の筆記試験では、たとえ思考が多少散漫であっても、それが問題に関連しており、かつその学科の知識体系の範囲内にあるのであれば、大学の教授は必ず客観的に採点してくれます。要するに、問題を解く過程で自分を疑わず、着実に知識を積み重ねていけばよいのです。
二つ目の困難は、一人で過ごすことによる孤独感でしょう。復習には邪魔のない環境が必要であることが多く、それはつまり、かなりの時間を一人で過ごさなければならないことを意味します。そのため、勉強以外にも自分の趣味を見つけることをお勧めします。私は毎日ジムに通っていますが、ほんのわずかな進歩でもとても嬉しく感じます。また、母国の親友と電話で話して、お互いの生活を共有することもしています。

三つ目の困難は、他人からのプレッシャーでしょう。「他人は地獄」という言葉の通りです。具体的には、同じ学年のクラスメイトが3月にはすでに英米の大学から合格通知を受け取っているのに対し、自分が夏期の試験を順調に終えたとしても合格結果が出るのは8月か9月になるため、少なからずプレッシャーを感じます。これは成長において必ず直面しなければならない過程だと考えています。人は自分のために生きているということを真に自覚するには、ある程度の経験が必要なのです。もし皆さんがこのような悩みを経験せず、自分と折り合いをつけられるのであれば、それは素晴らしいことです。もしあるなら、唯一の解決策は自分自身と正直に向き合い、自分が本当に何を求めているのか自問することです。これもまた、留学中の孤独がもたらす、自分自身との対話の一つの機会なのです。
「あなたのように元々条件の良い学生は、予備校に通う必要など全くない」と言う人もいますが、これについてどう思いますか?
やはり予備校は必要だと思います。私個人の予備校での学習体験は、とても楽しく、リラックスしたものでした。

まずカリキュラムの内容についてですが、私はマンツーマンコースを受講しており、陳先生の「生徒の自主性を尊重し、対等な立場で交流・議論を行う」という指導スタイルがとても気に入っています。例えば、過去問を解く際、先生は「少なくとも10問を完全に書き終えてから、またレッスンを予約して、解答に使った知識や考え方に問題がないか一緒に検討しましょう」と言ってくれます。例えば、プレッシャーを感じて学習の調子が悪い時は、先生と相談して週に1回のレッスンに減らし、その分時間を長くして、その週に解いた問題をまとめて解説してもらうことができます。このように、自分の学習状況や体調に合わせて、レッスン時間や内容を柔軟に調整できるのです。先ほども述べたように、文系の解答には「唯一の正解」というものは存在しません。私の解答の考え方が参考解答と一致していなくても、そこに合理性があれば、陳先生は客観的な立場から問題点を指摘しつつ、私の独自の思考を認めてくれます。そのため、一方的な指導ではなく、学習の自主性や双方向の対話・議論を重視する学生にとって、陳先生の指導を受けることは非常に良い選択だと思います。

次に学習環境についてですが、私塾には多くの独立した自習室があり、設備は新しく清潔です。私はこのような近代的で静かな学習環境がとても気に入っており、集中して勉強することができます。
自分の合格までの道のりを振り返り、受験における3つのキーワードを挙げることができますか?
1. 粘り強さ:努力を諦めないこと。粘り強く続ければ、必ず報われる

2. 待つこと:それは穏やかな姿勢です。できることをしっかりとこなし、自分の人生における「切り札」が「待ち」なのか「切り札」なのかを悩まないことです。来るべきものは必ずやってきます。

3. 幸運:受験には運の要素が付き物です。身近に多くの親切で温厚な先生やクラスメイトに出会えたことに、心から感謝しています

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